6:ちろりん

こちらは★印のエコバック配布店舗です。

 こちらの店舗のちろりんさんは、駄菓子屋さんです。迷わずに来れましたでしょうか?私は初めてセンターのスタッフの方と街歩きした時に、ちろりんさんが見つけられず迷いました。子どもたちにとっては隠れ家的な駄菓子屋さん、懐かしいお菓子がたくさんある素敵なお店です。

 ちろりんさんは、御殿山の子どもたちからの公園のアイデアが一番多く集まった店舗でした。今回、たくさんのアイデアの中から、牧野高校の文芸部の4人の生徒さんと、オンラインで協働制作を行いました。牧野高校の放課後の部活の時間に合せて、Zoomを用いて参加者6名と繋ぐことが多かったです。高校生は学校のipadから繫いでくれて、初回のミーティングは上手く繋がらなかったり、時には電波の届く牧野高校の緑豊かな中庭から繫いでくれたこともありましたが、難しい状況でも最後まで頑張ってくれました。

 牧野高校の4名には、集まったアイデアの中から4つ描きたいものを選んでいただき、それぞれにイラストを描いてもらいました。最終的には、そのうちの2名のイラストがコマ送りのアニメーションに出来そうだなと思い、「逆上がりが出来たらとお菓子の生える鉄棒のある公園」、「魔女になれるトンネルのある公園」というアイデアでアニメーションを作りました。両方とも下絵は高校生が手書きでパラパラ漫画のように何枚も(60枚以上になったものも!)描いてくれて、それをもとに私がipadでトレースしたり、少しコマを増やしたりして完成させました。
人が描いた線をなぞることはこれまでなかったので、その過程でその人の線の癖やどのように描き進めたかが伝わり、話すだけでは気づかないその人のこだわりを感じ取ることが出来ました。

 また、アニメーション以外では、「虹の滑り台のある公園」、「宇宙船のある公園」というアイデアから、高校生2名にはイラストやアイデアを描いてもらいました。虹の滑り台は、寒色と暖色で分かれた虹が1本になるアイデアをもらったり、宇宙船については、穴から覗くをいうアイデアをもらって、空間を構成するアイデアに繋がりました。